シミには数多くの原因があります。日焼けによるシミは、顔だけでなく手などにも表れます。紫外線を浴びるとメラニンが活性化され、色素沈着を起こしてできるのですが、若いうちに浴びた紫外線による記憶が蓄積されていって年を取ってからできてしまうこともあります。乾燥肌の人もリスクが高くなります。
肌が乾燥して潤い不足に陥ると、角質層が硬くなって古い細胞の排出がうまくいかなくなります。しかも、角質の状態が悪くなると角質と角質の間に隙間があいてしまい、水分を保持しにくくなるという悪循環に陥ります。乾燥が悪化してコラーゲンの生成が遅れると肌細胞の生まれ変わりが阻害されてターンオーバーにも乱れが生じますので、乾燥している場合にはきちんとした対策が必要です。摩擦などの刺激によりシミができることもあります。
毎日のお手入れでも起こり得ることであり、せっかくケアを行っても間違ったお手入れ方法を実践していると逆効果になる恐れがあります。肌を強くこすってしまうと角質層がきずつき、乾燥を引き起こします。そうするとメラニン色素が沈着しやすくなりますので気をつけなければなりません。その他、乱れた食生活や生活習慣によってもシミができてしまうことがあります。
血行不良による新陳代謝の低下や肌細胞の働きに必要な栄養素の不足などによりコンディションが落ちますので、生活習慣を改めることも重要です。シミ対策では化粧品などが重要だと思っている人も多いのですが、実は体の内側から働きかけることも大切です。